paint work’s 塗装工事に関する blog

建築塗装をはじめとした 色々な塗装工事についてのブログです

work 72 資格取得 有機溶剤作業主任者

前置き

私は仕事上必要な事もあり、幾つかの資格を取得していますが、資格マニアでもないので、資格には興味がないです。それに、実質役に立っていると思える資格は殆どないです。資格にも色々あって、取得していないといけない物、取得していた方がいい物、また「○○教育とか○○講習」とかまで入れると、意味がわかりません。

勤めていた時は立場上「上級職長」なども必要でしたので受講したりしましたが、今となっては所持している事さえ忘れていました。(このブログを書くにあたって思い出しました。)

特に、プロフに記載している「一級塗装技能士」などは、一人でぼちぼちやってる私には、まったく何の役にも立ちません。私が取得した時は受験資格が「実務経験が15年以上」でしたが、今は「実務経験7年以上」になっているみたいです。

また、「一級取得者で実務経験10年以上、職長経験3年以上」が講習条件の、「基幹技能者」という資格もあります。

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私が所持している「一級塗装技能士」は「建築塗装作業」で、ペンキ屋なら同時に「鋼橋塗装作業(主に鉄骨塗装系です)」を取得するのですが、(こちらは「建築塗装作業」を取得していれば実技のみで取得できたはず。)それさえも面倒で取得しませんでした。

 

有機溶剤作業主任者

今回は、「有機溶剤作業主任者」という資格について書いてみたいと思います。

私の周りの同業者は殆どの方が取得している資格です。私はというと、「取得していないといけない物」なのに、なぜか取得していなかったため急遽、取得にチャレンジして来ました。

あくまでも私の体験談ですので、その時々で講習や試験などの内容が変更になるかもしれませんが、有機溶剤作業主任者」という資格ををこれから取得してみようかな。と、思っている方に参考になればと思います。

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有機溶剤作業主任者とは

ウィキペディアによると、

有機溶剤作業主任者(ゆうきようざいさぎょうしゅにんしゃ)は、労働安全衛生法に定められた作業主任者(国家資格)のひとつであり、有機溶剤作主任者技能講習を修了した者の中から事業者により選任される。また、主任者となるための技能講習を修了した者すなわち資格取得者のこと、あるいは資格そのものを指すこともある。

(引用元:有機溶剤作業主任者 - Wikipedia

 だそうです。

 

受講参加者 

私はペンキ屋ですが、色々な職業の方らしい感じの人が沢山いました。殆ど毎月講習会が行われているようなので、意外と需要はあるようです。私の場合は受講者が80名ほどで、その内10名くらいが女性でした。20代くらいから30代くらいの方が大半で、私みたいなおっちゃんは10%くらいだったでしょうか。

資格を取得して「就職や転職に役に立てよう」という感じではなく、殆どの方は「必要に迫られて」受講しているような感じでした。 

受講資格

特に無いみたいです。 

申し込み

受講申し込みについては、公益社団法人国労働基準関係団体連合会」のHP「関連リンク」にて、都道府県別に検索することで申し込み出来るようになっています。受講にかかる費用などは「受講料+テキスト代」です。

都道府県で微妙に違いがあるみたいですが、おおよそ10,000円から15,000円くらいみたいです。

関連リンク

参考元:(公益社団法人国労働基準関係団体連合会)

申し込みの際には証明写真が必要になります。証明写真機で写真を撮ったのですが、通常の証明写真より100円高い「男前プラスpremium」というモードで撮影しましたが、「全然 男前にはなりませんでした。」 

申し込み完了後

申し込み完了後は FAXにて、FAX送信票1枚・スケジュール1枚・会場案内1枚・受講券(仮)1枚の、計4枚の用紙が届きました。

「受講券(仮)」は、受講初日に受付に提出すると、受講券(正式な受講券)に印を押してくれ、渡されました。この受講券は2日目にも印を押してもらうのに必要なのと、受講番号が書かれていますので、紛失しないようにしないといけません。(私の場合。) 

受講前の予習など

まったく何も予習はしていません。行き当たりばったりです。 

必要な物

鉛筆とマーカーくらいでしょうか。後はA4ファイルが入るバックなど。机の上に各自ペットボトルの飲み物を置いていました。講師がヒントなどをくれるので、マーカーはとても便利でした。私の席の斜め前の方は、「ノートに書きとり」や、「テキストに付箋やマーカー」など、かなり集中してやっていました。試験の時には鉛筆が必要です。 

受講

受講については2日間ありました。受付は「8:30」からでした。

1日目、2日目共に 自宅から会場まで2~30分くらいでしたので、8:00頃に会場近くのコインパーク(最大600円)に駐車し、受付開始少し前くらいに会場に入りました。スケジュールについてはこんな感じでした。(私の場合。)

各会場では受講時間は同じですが、割り振りが1日目、2日目で変わる場合があるみたいです。

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講習会1日目当日は、受付に「受講券(仮)」を渡すと正式な受講券に印を押して渡されました。受講番号も書かれていて、その番号順に席が指定されていました。そこそこに厚みのあるテキストが机の上に置いてありました。

この、そこそこに厚みのあるテキスト内容を2日間で網羅しなくてはいけないので、理解するには真面目にやらないといけないなって思いました。

最後に試験があるので、講師の方は比較的というか重要なヒントを教えてくれました。この講習や試験は「ふるい落とす」為の物ではなく、「資格者を育成する目的」なのだと感じました。

ですが、ちゃんと講習を聞いていないと、そのヒントを見逃してしまいます。各科目の終わり毎に、5分や10分などのトイレ休憩がありました。お昼休憩は1時間ありました。 

1日目

講習に関しては真面目に講師の話を聞いて、ヒントになるような場所にマーカーを引いていました。試験の問題数はあらかじめわかっていたので、ヒントをくれた部分などをノートに書きとりして確認しました。

隣の方はマーカーを引きながらチョコチョコとスマホゲームをしていました。器用な人だなぁと思いました。

自宅に帰ってから、1日目に学んだ事を少しだけ復習しました。 

2日目

基本的には1日目と変わりませんが最後に試験がありますので、1時間ほど終了時間が長くなります。初日とは違い、ある程度慣れたのでリラックスして受講できました。

ですが、慣れたせいなのかわかりませんが、十分睡眠はとっているはずなのに眠気が。周りを見渡すと、寝てしまってる人が数人はいました。

私の右斜め前の方は「イビキ」をかいて寝てました。鼻ちょうちんが出ないかなぁって思いながら見てました。昨日に引き続き、隣の方はマーカーを引きながらスマホゲームをやってました。 

修了試験

試験に関しては色々と内容が変わっているみたいですが、私の場合は「5肢択一」で各科目ごとに「5問」 全部で「20問」でした。

各科目ごとに、「30点」「30点」「30点」「10点」が 満点でした。

合格基準は、

・各科目の得点が、満点中40%以上の得点率

・全科目の合計得点が、満点中60%以上の得点率

「30点満点」の科目では1問6点なので「12点必要」なので「2問正解以上」

「10点満点」の科目では1問2点なので「4点必要」 なので「2問正解以上」

なのですが、これだと

12点 × 3科目 = 36点

 4点 × 1科目 =  4点

で合わせて40点しかありません。全科目の合計得点が、満点中60%以上の得点が必要なので、残りの20点を補う必要があります。各科目の基準をクリアして何かの科目で補うか、すべての科目で3問正解すれば合格です。(私の場合。)

問題の傾向ですが、「誤りはどれか?」が多かったように思います。特にひっかけ問題などは無かったと思います。

試験時間は1時間ですが、試験開始から20~30分経過するくらいには半数以上の方が試験を終了し、提出後帰宅していました。私の隣の人はスマホゲームをしていた割には開始から20分経過くらいには終了していました。(1問1分くらいですね。)

私はといいますと、「とにかく問題を読むのが遅い、遅すぎる」感じなので、終了時間10分くらい前までやっていました。それでも10人くらいはまだやっている方がいました。 

合格率について

合格率については、ネットなどでは95%から100%など、受ければ必ず受かる資格などと書かれていました。確かに、睡魔に負けず重要なヒントは聞き逃さずにいれば、合格出来るのではないかと思います。 

最後に

私の場合は講習終了後1週間ほどで修了証が書留で郵送されてきました。睡魔に負けず、重要なヒント箇所を集中して覚えれば合格できると思います。

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今回はこの辺で。