work１ 塗装という仕事

初めに

一口に塗装と言っても色々な種類があります。主に私がやっているのは、建築塗装(新築や塗り替え)ですが、依頼があれば店舗塗装や鉄骨塗装など、さまざまな塗装工事も行います。日々の仕事の中で思った事から技術的な事まで色々と書いて行きたいと思います。

今回が私にとって初めてのblogですので何を書いたらいいのか迷っている所なのですが、塗装の目的、何の為に塗装をするのか？について書いてみます。

塗装する対象によって施工方法や材料はさまざまですが、塗装の目的とは 「美観」と「保護」だそうです。物には長かれ短かれ寿命というものがあります(例外もあるでしょうが)　それを塗装することによって寿命を引き伸ばし、どうせやるなら美観もよくしましょう、って事だそうです。

家にも当然寿命がありますが、立地条件で傷み具合の進行度もかわります。それに合わせた形で塗装の寿命もかわります。塗料の種類や施工方法などによっても当然寿命はかわります。

建築塗装などの工事においては全ての作業が　「ほぼ手作業＋現場施工」という原始的な作業です。また、塗り替えにおいては築年数や傷み具合で工事内容や仕上がり具合に差が生じ、工場で大量生産される家電品や車などの品みたいに一律の値段を支払えばどれも品質は同じと言うわけには残念ながらいきません。

塗料によってさまざまですが、メーカーがおおよその耐久年数を指標として出しています。その指標どおりに塗装の耐久年数を持たせる為には、丁寧な作業は勿論の事、作業する者の技術や知識がしっかりしていなければなりません。

一口に「美観」と「保護」と言ってもさまざまです。

建物が新しい内に「保護」し「美観」を長持ちさせるのか、古くなったから「美観」をよくし「保護」するのか。どちらにせよ、工事には費用がかかりますので納得の行くまで質問や話し合いに応じてくれる業者を探しておくのがいいかもしれません。

重要なのは「予算ごとに施工方法や使用材料」も変える事が出来ると言う事です。

上で述べたように塗装にも寿命がありますので、長い目で見ると家の寿命が来るまでに数回は塗りなおしは必要になります。家の種類はさまざまで一軒一軒違います(例外もありますが)その家に合った塗装計画をきちんと提示してくれ、内容を詳細かつ、質問にもこちらにわかるように説明してくれる業者選びが重要です。

お互いが納得(予算も含めて)出来る工事が出来てこその「美観」と「保護」だと私は考えます。