paint work’s 塗装工事に関する blog

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work24 UVカット塗料

UVカット塗料

UVをカットする塗料は主に外壁用になります。

今回はUVカットの塗料について書きたいと思います

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UVとは

太陽の光の中には「紫外線」という、見ることも感じることもできない光線が含まれているそうです。ですが太陽光の中での割合では紫外線は約5~6%だそうです。

UVとは紫外線(ウルトラバイオレット)の略ですが、 化粧品(UVカット)などにも使用されているので、男性よりも女性の方が馴染みがあるかもしれません。

なぜ紫外線と呼ぶのかは、目で見える光(可視光といいます)が7色に分光され、分光された色は 「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の色、すなわち空に現れる虹の色だそうですが、この可視光の紫色よりも、外側にある光を「紫外線」と呼ぶそうです。

ちなみに、赤色の外側を「赤外線」と呼ぶそうです。

紫外線には良い効果をもたらす面もありますが、(殺菌など)反対に悪い効果をもたらす面もあります。塗装に関する事だと、「色を退色させる。劣化損傷を促進する。」です。

紫外線の悪い効果が塗装にとっては大敵となり、塗料の色落ち、劣化など促進してしまいます。

塗料と紫外線の関係

「塗料と紫外線の関係」の簡単な知識としては、塗料の白色顔料として使われる「酸化チタン」が紫外線にあたると、酸化チタン内から「ラジカル」という物質が作られ、拡散されるそうです。「ラジカル」という物質は有機物を攻撃して分解する性質をもっているため、樹脂同士の結合を破壊し、塗膜劣化の大きな原因となっているそうです。

近年では従来のUVカット方法とは違う、日本ペイントが開発した、ラジカルの発生を抑え、発生したラジカルをバリヤー内に封じ込める高耐候酸化チタンをつかった、「ラジカル制御技術」を使用した水性塗料も発売されています。

従来の塗料でのUVカットの方法としては、「紫外線吸収剤」を使用した方法が主です。「紫外線吸収剤」は取り込んだ紫外線エネルギーを熱などに変換したり、紫外線吸収剤の分子構造を一時的に変化させたりなど、無害な方法で消費されるそうです。

ですが、「紫外線吸収剤」にも劣化は起こりますので、永久などではありません。

と、難しい話はまったく苦手な私ですし、「見ることも感じることもできない光線」ですから、「ホントに効果はあるの?」的な思いになってしまいます。

そこで「紫外線吸収剤」を使用した塗料のカタログに面白い物があります。

日本ペイントの「ピュアライドUVプロテクトクリヤー」という塗料の実物カタログ(ネットカタログでは載っていません)なのですが、紫外線に反応する台紙の上にサンプルがあり、紫外線を目視で確認出来ます。

面白かったので動画でUPしてみました。

このカタログにて、「紫外線」ってホントにあるのね。って理解出来ました。 

今回はこの辺で。