paint work’s 塗装工事に関する blog

建築塗装をはじめとした 色々な塗装工事についてのブログです

work26 外壁の塗装 モルタル壁改築補修塗装

補修塗装 

今回は 改築時に、外壁(モルタル壁)を補修しなければならない時の、塗装工事(補修塗装)について書きたいと思います。

 

塗装前

モルタル外壁の補修工事を左官さんが行いました。モルタルがキチンと乾燥するまでは塗装工事が出来ません。f:id:Paintwork:20150325051143j:plain

補修塗装箇所

紫の斜線部が新しくモルタル補修した壁です。今回は紫、青の斜線部のみを塗装します。新しいモルタル部と既存壁のつなぎ目に隙間があれば、コーキングなどで隙間を埋めますが、今回は隙間がないのでコーキング処理は必要ないです。f:id:Paintwork:20150324010115j:plain

塗装前の清掃 

モルタルが乾燥したら、まず塗装前に行う事があります。乾燥したモルタルの表面の砂はポロポロと落ちるので、モルタル表面をほうきなどで掃いて砂を下に落とす必要があります。f:id:Paintwork:20150324011103j:plain

④ 軽くほうきで掃くだけでこんなに砂が落ちます。

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シーラー塗り 

下準備が完了したら、塗装する面にシーラーを塗ります。シーラーは下地固めとその上に塗る塗料との密着を良くする材料です。モルタル面だけではなく塗装する箇所全て塗ります。今回塗ったシーラーは「透明」なので、モルタル部が濡れたように濃くなっています。f:id:Paintwork:20150324011642j:plain

肌合わせ・復元 

シーラーが乾燥したら、モルタル補修部に微弾性フィラーをなみがた模様で塗ります。「肌あわせ」や「復元」と言い、既存の壁が微弾性フィーラーなみがた模様の上に、 水性の上塗り施工なので、それにあわせる形となります。f:id:Paintwork:20150324012208j:plain

上塗り

微弾性フィラーが乾燥したら、調色した水性の上塗り(今回は水性シリコン)を2回塗って終了です。壁を塗る前に軒裏などは塗装済みなので、後は桁や破風などの木部を塗ります。f:id:Paintwork:20150324012631j:plain

モルタル補修塗装時の注意点 

新規のモルタル面の塗装時は、シーラーを塗る前に、表面の砂を掃き落とす必要があります。これをやらずに、シーラーを塗っても表面をキチンと固める事が出来ず、上塗りを塗っても後々トラブルの原因にもなります。

それから、新しいモルタル部と既存壁のつなぎ目に、隙間がれば塗料で埋めるのではなくコーキングで埋めるのも必要です。

今回はこのへんで。