work17 木の塗装と新建材の関係②
新建材とは
前回では木の塗装の前置きとして「新建材」について書きました。
今回ではその新建材について画像を交えて書いてみようと思います。
新建材の裏側
画像を見れば一目瞭然ですが、木材のチップを接着剤で固めた物や、ベニヤを重ねて合板にし外側から木材チップを固めた物の張り合わせなど、新建材には幾つかの製造法があるみたいです。
簡単に言えばベニヤや、木屑を接着材で固めた上に柄のついたシールを貼っている物と言えます。もちろん工業製品ですので強度や耐久性はあります。
①
ウォルナット風の木目がはっきりとした窓枠です。
②
取り付ける前の材料です
③
材料の裏側です。
このような窓枠の場合、壁(ボード)を貼り付ける前に裏側から止めます。ですので、壁などを壊さずに付け替えなどをすることはできません。
窓枠が「見た目的に」軽度の傷みがでてしまった場合の補修方法としては、無垢の木と新建材ではちょっと変わってきます。
ここで塗装的な観点からも合わせて窓枠が「見た目的に」軽度の傷みが出てしまった場合の対策としては、
新建材の場合
・壁を壊して新たな窓枠を付け替える。
・上からシートを重ね張りする。(ベルビアンやダイノックなどのシート)
の、どちらかになると思います。
木の場合
・塗装的処置でなんとかなる場合が多い。
となります。が、そんなに傷む物でもないです。
建具枠や棚
①
取り付けられた新建材です。
②
取り付ける前の材料です
③
材料の裏側です
④
材料の構造です
階段
①
次は階段の天板です。集成材と思いきや
②
合板でした。
巾木
①
次は幅木などです。
②
色は違いますが、取り付ける前の材料です
③
材料の裏側です
④
材料の断面です。ポキッと折れました。
床
①
フローリング材です。
②
フローリングの断面です。ベニヤの合板です。
最後に
ざっと画像を載せましたが、普段 表側を見ることはあっても裏側は見ることがあまりないのではないでしょうか。
我が家の建具枠なども新建材なので載せておきます。築10年くらいですが、劣化は始まっているようです。注意点などは、粘着力の強いテープなどを長期間貼っていた場合、剥がす時に「シートが剥げる」場合があります。
続きは
今回はこの辺で。