paint work’s 塗装工事に関する blog

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work9 モルタル外壁の塗装 その① 最初に知っておきたいこと

モルタル外壁の塗装 

今回はモルタル壁の塗装の話を書こうと思います。

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近年の新築ではモルタルの外壁は少なくなってきましたが、既に建築されている家では、まだまだ沢山あります。

私が過去の記事で 塗装工事時に気をつけないといけない点として、 「はじめての塗り替え」なのか、「過去に塗り替え工事をおこなっているか」と、 いう事を書きました。

ネットで外壁塗装の塗り替えなどを検索すると、さまざまな情報が得られますが、そのほとんどが「はじめての塗り替え用」に感じます。

モルタル外壁の家を長持ちさせようと思うと、塗料のグレードによりサイクルはまちまちですが、数回の塗りなおしが必要になります。モルタルの外壁だと塗り頃の家や、過去に塗り替えを行っている家も沢山あると思います。

ですので今回は、「はじめての塗り替えのその後」もふまえて、モルタル外壁の塗装」と、いう事について書いてみたいと思います。

モルタル壁塗装の知識

まず、知識として「モルタル壁」の場合は、新築時になにかしらの「現場での塗装」をしてあります。すでに「塗装工事1回目」ということです。

モルタル壁の塗装時の利点としては、「ある程度自由度の高い施工方法」が選べるということです。「吹き付け」、「ローラー」、「コテ塗り」 などの施工方法が選べ、模様(テクスチャー)なども複数あり、選択に悩むほどです。

ですが、これは新築時、「塗装工事1回目」の話なんですね。

つまり「はじめての塗り替え」と言うのは、「2回目の塗装工事」になり、「はじめての塗り替えのその後」は、「3回目の塗装工事」ということなんですね。

新築時の「塗装工事1回目」の塗装の仕様によって、以降の塗り替え時に、「提案出来る施工や塗料」が、限られてくる場合があるって事です。

初めての塗り替えとその後 

はじめての塗り替え(2回目の塗装工事)は、「1回目の塗装工事の施工方法や模様(テクスチャー)」によっては、選択肢はまだありますが、回が進むにつれ選択の幅が狭くなってしまいます。見た目の仕上がりやトラブルの要因にこだわらなければ何でも出来ますが・・・。

「美観」や「保護」と言う観点から見ると、「1回目の塗装工事の模様(テクスチャー)」の上に、違う模様(テクスチャー)を付けると見た目の仕上がりが変になってしまう事が多々あります。

1回目の塗装の種類によっては専用補修材で全てを平滑にし、初めての塗り替え時(2回目の塗装工事)に、新たな模様(テクスチャー)もつける事ができますが、そうなると3回目の塗装時には施工方法や材料が凄く限られてきます。

また、「保護」と言う観点から見ても塗膜が厚くなればなるほど、後々のトラブルに繋がる可能性も出てきます。

その理由としては、塗料と言うのは定められた適切な塗布量があり、「薄く」塗っても「厚く」塗ってもトラブルの原因になります。塗装工事の回数が進むにつれ」モルタル表面から上の塗膜の厚みが増えてしまう為、「透湿性」や「通気性」を失う事につながり、塗装工事の回を追うごとに塗膜の「膨れ」や「剥がれ」が起きる危険性が高まります。

そして、塗り替え工事をする時の下地が、モルタル」ではなく「旧塗膜」だという事です。「ある種の旧塗膜」の上には相性の悪い材料もあり、その結果 限られた施工方法になってしまいます。その相性を考えずに塗装をするとトラブルを起こす危険性もあります。

今回のまとめ

新築時に「1回目の塗装工事」を行っているので、「はじめての塗り替え」とは、「2回目の塗装工事」だと言う事。

家を長持ちさせる為に、数回の塗装工事を念頭に入れるなら、最終的には複数の塗膜の層が出きて、全体的な塗膜は厚くなってしまう事。

旧塗膜との相性の悪い塗料もあるという事。

 続きは

paintwork.hatenablog.com

今回はこの辺で。